角膜が薄い方、格闘技など激しいスポーツをする方向けの術式 スタンダード エピレーシック/ラセック/PRK|神戸神奈川アイクリニック

角膜が薄い方、格闘技など激しいスポーツをする方向けの術式 スタンダード エピレーシック/ラセック/PRK|神戸神奈川アイクリニック

角膜が薄く「iFS イントラレーシック」の手術を受けることができない場合の選択肢の一つがエピレーシックやラセック、PRKになります。 格闘技など激しいスポーツをする場合もこの術式がお勧めです。
レーシックやイントラレーシックでは、角膜の表面に蓋(フラップ)を作りますが、エピレーシックやラセック、PRKではこの蓋を作りません。 そのため、手術後も角膜に十分な厚みと強度を確保できるため、角膜が薄い方でも手術が可能となります。 フラップを作成しないために角膜強度を保てることも大きな特徴です。 エピレーシック、ラセック、PRKの違いは角膜上皮を取り除く方法の違いです。 具体的には次の表に整理します。

エピレーシック 「エピケラトーム」という機器を使用。最も症例が多い術式
ラセック アルコールを使用。眼にキズがある方、眼が小さい方に適する
PRK レーザーを使用。角膜ジストロフィや再手術の方に適する
こちらの術式にもメリット以外にデメリットが存在します。 レ―ゼックは、基本的にエピレーシックと同じですが、フラップ作成はエピケラトームを使わずに、角膜をアルコールに浸し、柔らかくなった角膜上皮をめくることでフラップを作成します。エピレーシックと同様に、角膜が薄い場合や強度近視の方に適している方法です。また、フラップは角膜の再生によりはがれ落ちる為、角膜強度が低下しません。そのため、眼球に強い衝撃を受ける可能性がある方にも適した方法です。フラップの厚さはレーシックの半分以下、角膜上皮分の50μmとなり、フラップの扱いが困難になりますが、角膜上皮が完全に再生されると手術前と同様の眼球の強度を保つことができます。

色々とメリットのあるラセックですが、当然デメリットもあります。

①術後の痛みがレーシックよりも長引く

通常のレーシックは、角膜上皮の切り口部分のみの再生になるため、痛みもほとんど無く、視力回復までの時間も数時間程度です。しかし、レ―ゼックの場合、フラップが剥がれ落ちて角膜上皮が完全に再生するまでに時間を要するため、視力回復に時間がかかり、その間痛みも継続します。

個人差はありますが、術後数日間は痛み止めが切れるとかなりの痛みがあり、とにかく光が眩しくて外出出来ない状態が続くこともあります。痛みにより夜眠ることができず、寝不足になる方もいるようです。そのため、この術式を検討するのであれば、数日間はお休みを取れるタイミングで実施する必要があります。

②表皮保護用コンタクトを数日間装着する必要がある

術後、数日から1週間程度は角膜の自然回復を待つ必要があり、角膜の代わりに表皮保護用のコンタクトレンズを装着する必要があります。角膜上皮の再生期間中は痛みや眩しくて目を開けられないような状態も発生します。また、角膜にヘイズと呼ばれる濁りが発生することがあるため、半年間、サングラスをかけて予防する必要があります。目薬、ビタミン剤、ステロイドの目薬なども半年使い続けます。

③術後視力が出るまでに少し時間を要する

レーシックの場合は、早ければ術後すぐに大半は翌日には目標視力に達しますが、レ―ゼックの場合は目標視力に達するのに2週間から1カ月程度はかかりますので「大丈夫だろうか?」という不安が付きまとうことになります。

治療後間もないうちは、近視乱視は治療によって矯正されていても、角膜の表面の上皮細胞の状態が安定せず、視界が白くかすむ感じに見え視力回復に時間がかかります。これは、角膜が「網の目状」に回復し、視界を遮るためで、常にすりガラスを通してみのを見るような感じになります。また、年齢が高かったり、元々の近視が強いと回復に時間かかります。

この上皮細胞の状態が原因で生じる見えにくさは、近視乱視が原因でないため、眼鏡等の矯正器具によって改善することができません。また、完全回復するまでは光がぼやけて見えたり、眩しく見えたりするハロー、グレアの症状が強く表れることがあります。このため、長期間のお休みを取れるタイミングで実施する必要があります

その他、通常のレーシックではボーマン膜と角膜実質に切除痕が残りますが、レ―ゼックの場合は、ボーマン膜が消失してしまいます。専門家によっては見解は分かれますが、どちらも角膜に損傷を負うことに違いがなく、担当医と相談の上、自己責任で術式を決める必要があります。また、角膜をアルコールに浸す点についても長期的な影響が現時点では不明なため、アルコールの使用を危険視する医者もいます。

ラゼックはレーシックよりも熟練度が要求される手術になりますので、執刀医によって後の痛み具合が違ってきますし、症例の多いドクターはそれだけ術後のアドバイスも的確です。ラゼックを検討されるのであれば、ラゼックを得意とされる症例数の多い医師に執刀していただくことをオススメします。

一方、長期休暇の取得が難しいなどレ―ゼック(LASEK)に不安がある場合、フェイキック(眼内レンズ)の選択があります。こちらは料金が高めですが、視力回復に時間はかかりませんし、万が一不具合があればレンズを取り出すことで元の状態に戻せるメリットがあります。

フェイキック(眼内レンズ)については、こちらで解説しています。


レ―ゼック(LASEK)手術の流れ

①器具を用いて、50μmの深さに切れ込みを入れる。


②アルコール溶液を点眼して角膜表面を柔らかくする。


③フラップを徐々に剥離させる。


④エキシマレーザーを照射する。


⑤フラップを元に戻し、表面を整える。


⑥治療用ソフトコンタクトレンズを装着する。


手術後の見え方は、メガネやコンタクトレンズで矯正した視界に近いものになります。 更にクリアな視界を求める場合は、ワンランク上のプランとなる「オーダーメイドプラン」の「カスタム エピレーシック/ラセック/PRK」を検討することになります。

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